「選ばれた勝者に60万ドル」大洲の60代男性が416万円特殊詐欺被害(テレビ愛媛)
2024年7月23日

もはや古典的とも言える、懸賞金詐欺のニュース。
大昔からハガキなどで同様の詐欺は存在しましたが、
今はプログラムを組んでランダムに何億通もメッセージを送り、そのなかで1人でも騙されれば巨額の詐欺が成立する、
という手間やリスクがない形で、国内外のあらゆる犯罪組織がこの犯罪を片手間でやっていると思われます。
そもそも自分が応募・購入していない懸賞に当たるはずはありませんし、
それほどまでに巨額の懸賞であれば、オフィシャルサイトや広告など、必ず告知媒体があるはずなので、
「何という名称の懸賞に当たったのか」「公式サイトはどこにあるのか」「主催者はなんという企業・団体なのか」など、
質問して答えられなければ詐欺だと思いましょう。
詐欺被害の回復はかなり難しいものですが、
特に海外に送金した場合や、電子マネーの番号を伝えてしまった場合は、取り返すのが極めて難しくなります。
逆に言えば、海外への送金を求められた場合、電子マネーを購入して番号を伝えることを求められた場合は、
詐欺の可能性が極めて高くなると考えて良いでしょう。
またこのニュースでは、同じ被害者が相次いで2件の懸賞金詐欺に騙されています。
一度騙された人は、同じ組織からも何度も狙われますし、
他の組織が共通の名簿を利用している場合もありますので、とにかく詐欺組織のターゲットになりやすくなります。
少しでも怪しいなと思ったら、また実際に被害に遭ったかも?と思った場合も、
被害を隠さず、すぐに家族や警察に相談してください。
********************************************************
「選ばれた勝者に60万ドル」大洲の60代男性が416万円特殊詐欺被害【愛媛】
「抽選プログラム通じ選ばれた勝者に60万ドル授与される」。愛媛県大洲市の男性がSNSの運営会社を名乗る相手から電話でウソを言われ、416万円分の電子マネーをだまし取られました。警察が22日に被害届を受け特殊詐欺事件として捜査しています。
被害にあったのは大洲市内に住む団体職員の男性(60代)です。
警察によりますと男性は今年5月、SNSの運営会社を名乗る相手から携帯電話に「抽選プログラム通じ選ばれた勝者に60万ドル授与される」などのウソのメッセージが届きました。また7月にも別のSNSの運営会社を名乗る相手から「10億円が当選した」とのメッセージが届きました。この2つのケースで「手数料が必要」など相手の指示通りに、市内のコンビニであわせて416万円分の電子マネーを買い、番号を伝えてだまし取られました。
男性は家族に相談してだまされたことに気付きました。警察が特殊詐欺事件として捜査していて、「高額の当選金が受け取れる」などの言葉やメールは詐欺を疑うよう呼びかけています。
********************************************************
記事リンク(引用元・画像あり)はこちら→https://www.ebc.co.jp/news/data/?sn=EBC2024072317291
▼ひょっとして自分は被害者?と思ったそこのあなた。まずは、お気軽にご相談ください。
ZENSHO運営主体 | 弁護士法人スカイ綜合法律事務所 |
弁護士 | 三崎 恒夫 |
ホームページ | https://sky-law-offices.com/ |