いわゆる副業詐欺の被害のニュース。
典型的な被害内容なので、皆さんも是非覚えておいてください。
・「誰にでもできる簡単なこと」で高額な報酬が得られる
・誰にも会わず、SNSの文面のやりとりだけで話が進む
・最初は少額の利益がもらえるが、その後はなぜかこちらが支払うことになる
・アプリ上の数字だけは増えるが、実際のお金が増えた証拠がない
・操作ミスや違約金などで、高額なお金を要求される
・誰にも会わず、SNSの文面のやりとりだけで話が進む
・最初は少額の利益がもらえるが、その後はなぜかこちらが支払うことになる
・アプリ上の数字だけは増えるが、実際のお金が増えた証拠がない
・操作ミスや違約金などで、高額なお金を要求される
この事件は上記の条件がすべて揃っていましたが、これらは副業詐欺の常套手段です。
このような内容の仕事に誘われた場合、怪しいと考えてください。
そもそもちゃんとした仕事で、しかも高額報酬が得られるならば、
人物を見極める面接があるのが普通ですし、雇用にしても業務委託にしても書面を交わすなど契約、或いはそれに準ずる手続きがあるべきです。
またどういう職種の何という会社の業務で報酬が発生しているのか、会社の名称や所在地や連絡先も認識しておく必要があります。
本当に高額な報酬が発生するならば税務申告も必要となるので、当然これらのことは聞いておくべきで、
相手もそれに対して即答できなければおかしいということになります。
またミスをしても違約金を払う契約がないならば、払う必要はもちろんありません。
仕事でミスをすれば降格や減俸などの処分の可能性はありますが、損害賠償請求の訴訟でも起こされない限り、
社員が会社にお金を払うことがないのは、少し考えれば分かることです。
そしてアプリ上の残高が増えていても、自分がどこの金融機関の口座を開いているのか、
相手に金融商品取引業者の登録があることを確認していなければ、詐欺の可能性は当然高くなります。
一つ一つを冷静に考えれば、どう考えてもおかしいことは分かりますが、
SNSのやりとりを通して、騙されてしまうように上手く洗脳していくようなスクリプトが整備されているのでしょう。
皆さんも万が一、副業の誘いがあった場合は、上記のことを一つずつ検証してみましょう。
もちろんお金を要求されても、払う必要は全くありません。
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「スクリーンショットして送り返すだけで報酬が…」30代女性 現金37万円をだまし取られる被害
長崎市に住む30代の女性がテレグラムのチャットのやりとりの中で高い報酬が得られるといううその話を勧められ、現金37万円をだまし取られました。
警察でニセ電話詐欺事件として捜査しています。被害にあったのは、長崎市に住むアルバイト従業員の30代の女性です。
警察の調べによりますと、女性は先月26日ごろ、インスタグラムで「TikTokの動画をスクリーンショットして送り返すだけで報酬が得られる」と表示された広告をみてタップしたところ、「比嘉夏美」というLINEアカウント名の人物とつながりました。
女性が「比嘉」から紹介された動画のスクリーンショットを送る副業をしたところ、PayPayで数十円~数百円の報酬が支払われたため、女性は信じ込み、さらに「比嘉」から紹介された「高遠千恵美」というテレグラムアカウント名の人物とやりとりを始めました。
さらに「高遠千恵美」から「VIP高級ミッショングループ」というテレグラムのチャット内で、「お金を振り込めば、振り込んだ金額の30%~40%の利益を得られる」という高収入ミッションを勧められ、指定された口座に3000円をふりこみました。
すると暗号資産口座で3900円に増えていたことから、さらにPayPayで1万円を送金したところ、「あと3回の送金が必要」と言われ3万円を送金。
送金後、取引の操作ミス名目で15万円、違約金名目で18万円を要求され、合計およそ37万円をだまし取られたということです。入金後、女性が不審に思い警察に相談して被害が発覚しました。
警察は全国的にネットで副業を募集する詐欺の手口が横行していて、安易に「簡単にもうかる副業」へ申し込まないこと、電話やメールでお金や電子マネーでの支払いの話をされたら詐欺を疑うよう呼びかけています。
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記事リンク(引用元・画像あり)はこちら→https://newsdig.tbs.co.jp/articles/1311745