最近頻発している、「SNSで警察手帳や逮捕状を見せて、指示をする」事件です。
大前提として、警察や検察が、電話やLINE通話を通して身分確認をすることも、逮捕を伝えることもあり得ません。
それを行った時点で、ほぼ詐欺だと考えて良いでしょう。
そして裁判所の令状もなく、現金や資産を勝手に預かることも受け取ることもありません。
この記事の事件では、さらに金塊を購入させるという不可解なステップも踏んでいますが、
当然警察が「ものを購入させる」こともありません。
検事名乗る男「すべての財産を送金して」 43歳会社員、1160万円だまし取られる 滋賀(京都新聞)
↑こちらの記事では、検事からの電話で全財産を振り込んだということですが、このような事件が頻発しています。
・電話やLINE電話で警察手帳や逮捕状を見せる
・電話やLINE電話で送金や物を買う指示をする
・裁判所の令状なしに送金を受け取ったり現金・財産を受け取ったりする
・電話やLINE電話で送金や物を買う指示をする
・裁判所の令状なしに送金を受け取ったり現金・財産を受け取ったりする
上記のうち、1つでも合致すればほぼ詐欺だと言って良いでしょう。
記事の事件ではすべてが合致しているので、落ち着いて判断すれば詐欺だと分かります。
警察からの電話というだけで落ち着いていられないので、被害者は責められませんが、
普段から意識しておいて、絶対に騙されないようにしましょう。
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偽の警察手帳や“逮捕状”見せられて… 70代女性が金塊2本2000万円相当だまし取られる被害 名古屋・緑区
名古屋市緑区の女性が、警察を名乗る男などから金塊2本、合わせて時価2000万円相当をだまし取られる被害がありました。
男は、女性を信じ込ませるためにビデオ通話で、警察手帳のようなものを見せていたということです。
警察によりますと、今月8日、緑区に住む70代の女性の家に、総務省を名乗る音声ガイダンスの電話がありました。
女性がガイダンスに従い、電話機を操作すると、警察を語る男らが出て「詐欺グループがあなた名義の口座や携帯電話を使って犯罪を行っていた」 などと言われたということです。
その後、女性は警察を名乗る男から「お金の流れを調べるため、口座に入っている現金を全て金塊に交換すること」などと言われ、金塊2本約1.5キログラム時価合わせて2025万円相当を購入させられました。
今月11日、警察を名乗る男の指示で、女性が自宅の玄関を無施錠にした上で、金塊を入れた紙袋を玄関に置いたところ、訪れた男に金塊を持ち去られ、だまし取られたということです。
その後、女性の夫から詐欺ではないかと警察に相談があり、被害が発覚しました。
警察を語る男は、女性を信じ込ませるために、SNSのビデオ通話で偽の警察手帳を見せたり、逮捕状の画像を送ったりしていたということです。
被害のあった地域では総務省を名乗る音声ガイダンスの相談が多数寄せられていて、警察は、知らない番号からの電話は出ないよう、注意を呼びかけています。
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記事リンク(引用元・画像あり)はこちら→https://www.tokai-tv.com/tokainews/article_20240723_35419