フィッシングメール(企業・官公庁を装い、詐欺サイトへと誘導するメール)と言えば、
クレジット・信販系とECサイト系で全体の7~8割を占めるのが昨今の傾向ですが、
根強く続いているのが宅配便業者を装ったフィッシングメール。
勝手にロゴを使い、巧妙に誘導するのは既にお馴染みですが、
最近よく見られるのがこのように「ヤマト運輸を装った迷惑メール・通知にご注意ください」と、
ご丁寧にも詐欺メールに「詐欺メールへの注意喚起」が掲載されているパターン。
これはうっかりすると騙されてしまうことがありそうです。
しかし、送信元をタップしてアドレスを表示すると、
以下のように、装われた送信元とは全く異なるドメインから送られて来ています。
ちなみにヤマト運輸のオフィシャルサイトのドメインは「kuronekoyamato.co.jp」。
それを知らなくても、こんなに社名とも社業とも全く関係ないドメインを取得する訳がないことはすぐ分かります。
どんなに焦らせるような文言でも、どんなに巧妙な内容でも、
メールやSMSの中のリンクをクリックするのは、とにかく送信元のドメインをしっかり確認してからにしましょう。