ビデオ通話で偽の警察手帳見せられ…現金だまし取られる被害相次ぐ 愛知県(メーテレ)

2024年6月15日19時26分付け 「メーテレ」記事が公開されました。

LINEのビデオ通話で、警察官から事情聴取・検察官から保釈金の振り込み指示をされ、
現金を騙し取られる被害が相次いでいるとの記事です。
言うまでもありませんが、LINEを通じて見せられた逮捕状で逮捕されることはありませんし、
LINEを通じて保釈金を求められ、支払いを要求されることもありません。

そもそも保釈金は、逮捕・拘留後に保釈を求めて裁判所の許可があって初めて支払うものです。
自宅にいて支払う訳はありませんし、通常は弁護人が裁判所へ納付します。
ちなみに最近は事前登録すれば送金での納付も可能ですが、
その場で口座を示されて、そこにいきなり送金することもありません。

この記事でも、支払った後で「よく考えたらLINEはおかしい」と通報されたとのことですが、
とにかく現金を要求された際は、それが警察であれ検察であれ役所であれ、
裁判所の令状など、明確なものが手元に届かなければ、支払いをする必要がありません。
そして当然、公的機関に支払った証拠も残らないような形で一方的に口座に振り込むこともありません。
また公的機関に支払うものを、いきなり要求されて即座に払わないといけないこともないので、
まずは落ち着いて状況を整理して、検索したり相談したりして、詐欺でないことを確認しましょう。

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ビデオ通話で偽の警察手帳見せられ…現金だまし取られる被害相次ぐ 愛知県

愛知県内で、ビデオ通話で警察官を名乗る男から偽の警察手帳を見せられ、現金をだまし取られる被害が相次いでいます。

警察によりますと、15日午前10時ごろ、名古屋市昭和区に住む30代男性の自宅に、警視庁の警察官を名乗る男から「事件の容疑者として名前があがっている」などと電話があり、LINEのIDを伝えられました。
その後、LINEのビデオ通話で、大阪府警の警察官を名乗る別の男から偽の警察手帳と逮捕状を見せられ、「事情聴取」として年収や金の使い方などを聞かれたということです。
さらに、検察官を名乗る男から「保釈金代わりに口座の半分の金の支払い」をするよう言われたため、男性は、指定された口座に現金50万円を振り込み、だまし取られました。
男性はその後、「LINEで捜査をやらないよな」と思ってインターネットで調べた結果、詐欺だとわかり、警察に相談したということです。

また、12日には、刈谷市に住む40代男性の携帯電話に、捜査機関を名乗る男から「事件であなたの口座が使われている」などと電話がありました。
その後、警察官を名乗る男から、SNSのビデオ通話で偽の警察手帳を見せられた上、「資金調査が必要なので振り込みをしてください」などと言われたということです。
男性は、検事を名乗る別の男の指示に従い、現金約480万円を振り込み、だまし取られました。
警察は、警察官が無料アプリのビデオ通話で話をすることはなく、捜査名目でお金を振り込ませることはないと注意を呼びかけています。
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記事リンク(引用元、画像あり)はこちら→https://www.nagoyatv.com/60th/news/entry-37227.html?id=024819

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