住職が「檀家回り」のパトロールで高齢者に注意喚起 特殊詐欺防止を訴える【京都発】(FNNプライムオンライン)

 2023年8月2日
2023年7月31日10時00分付け 「FNNプライムオンライン/関西テレビ」記事が公開されました。

お寺の住職が、警察から特殊詐欺被害のレクチャーを受けたうえで、
その内容を檀家の高齢者宅を回って伝え、特殊詐欺の被害防止を訴えるという試みのニュース。

特殊詐欺の実態や被害回避の方法について、
どれだけメディアが報じたり警察がキャンペーンを展開したりしても、
高齢者が自分に関係がある内容としてしっかり認識するのが難しいのは事実でしょう。
そしてその現状が、被害に歯止めの掛からない状況を生んでいます。

そんななかで、その「届かない・足りない」部分をお寺の住職が埋めようというのは、
これまでにない、斬新かつ効果的な試みではないでしょうか。
詐欺撲滅へ向けて、「情報弱者に声を届かせる」ために、様々なアプローチにチャレンジして欲しいものです。

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住職が「檀家回り」のパトロールで高齢者に注意喚起 特殊詐欺防止を訴える【京都発】

増加している特殊詐欺の被害を食い止めようと、京都府警が珍しい取り組みを始めた。
その名も「檀家安全パトロール」。お寺の住職が檀家回りで被害防止を訴える。

■お寺の住職が特殊詐欺の被害を食い止め…
京都府木津警察署の管内では古い寺院が多く、日ごろから高齢の檀家と関わりがある住職が注意喚起することで、特殊詐欺の被害防止への意識を高める狙いがある。

6月、京都府木津川市の海住山寺・蟹満寺・浄瑠璃寺、笠置町にある笠置寺の住職4人が集まり、警察官から被害状況などについてレクチャーを受けた。 

京都府内の2023年1月から4月までの特殊詐欺の被害件数は74件で、被害額は約3億円となっていて、件数では2022年の同じ時期に比べて24件増加。また、キャッシュカードをだまし取る詐欺や、架空請求の詐欺の手口が増加しているという。

レクチャーを受けた住職たちはパトロールに向かい、檀家たちに「特殊詐欺退散」と書かれたカードを手渡した。

檀家たちにとって身近で相談しやすいお寺の住職。詐欺の被害から身を守る救世主となるかもしれない。

(関西テレビ「newsランナー」7月27日放送)
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記事リンク(引用元・画像あり)はこちら→https://www.fnn.jp/articles/-/563472
 
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