「家賃はオンラインで」虚偽のチラシ投函、10万円詐取疑いで男逮捕(朝日新聞オンライン)

 2023年8月3日
2023年8月2日17時30分付け 「朝日新聞オンライン」記事が公開されました。

住宅の管理会社を装い、家賃を本来とは別の口座に振り込ませて詐取しようとした事件です。

この記事では、「チラシを投函」した人物と「自分名義口座に現金を振り込ませた」人物に言及されていますが、
大量のチラシを撒く計画性と、誘導する口座に自分名義のものを使う短絡性とが、
不整合で不自然な印象を感じさせます。

つまり首謀者が別にいて、
「この記事の2人の人物は特殊詐欺における『掛け子』と『出し子』のような末端の実行犯に過ぎない」
という可能性もあるのではないでしょうか。

今後捜査の手が拡がるのを注視しつつ、同様の詐欺には注意喚起していきましょう。
家賃の振込先は契約書にも書いてある条項なので、もし変更がある際には契約の再締結などの作業が必要になるはずです。
そんな手順もなく不審な連絡が来た際には、必ず直接管理会社に確認してください。

********************************************************
「家賃はオンラインで」虚偽のチラシ投函、10万円詐取疑いで男逮捕

 「家賃の支払いをオンライン化する」。こんなチラシが愛知県岩倉市の集合住宅で相次いで見つかった。記載の通りにSNSで連絡を取ると、家賃を別の口座に振り込むよう指示され、現金をだまし取られる被害もあった。県警は「管理会社がSNSやメールで支払い方法の変更を伝えることはない。不安を感じたら管理会社に確認して」と注意を呼びかける。

 江南署によると、昨年10月~11月、岩倉市内の集合住宅のポストに同様のチラシが投函(とうかん)された。確認されただけで、計400枚。チラシにはQRコードが記載されており、読み込むとSNSで「家賃の支払い方法や支払日に変更がある。専用の入金先を送る」とメッセージが届くという。

 署が、チラシを投函した人物から任意で事情を聴いたところ、「SNSで高収入のアルバイトに応募した」などと話したという。

 県警は2日、同県安城市の派遣社員の男(45)を詐欺の疑いで逮捕し、発表した。

 逮捕容疑は、男は他の人物と共謀して昨年11月30日ごろ、岩倉市内の集合住宅のポストにチラシを投函。チラシを見た男性(64)に、自分名義の口座に現金計10万6千円を振り込ませたというもの。県警は認否を明らかにしていない。

 金を振り込んだにもかかわらず、以前と同じように家賃が引き落とされたことを不審に思った男性が署に相談していた。(米田怜央)
********************************************************
記事リンク(引用元・画像あり)はこちら→https://www.asahi.com/articles/ASR8255HZR82OIPE00K.html
 
▼ひょっとして自分は被害者?と思ったそこのあなた。まずは、お気軽にご相談ください。
ZENSHO運営主体Sky綜合法律事務所
弁護士三崎 恒夫
ホームページhttps://sky-law-offices.com/