2023年8月19日8時00分付け 「AFP BB News／KOREAWAVE」記事が公開されました。

7億1775万ウォン、現時点の相場では7781万円相当を騙し取った詐欺の記事。

結婚の意志自体を「偽っていた」との表現なので、結婚詐欺のような文面ですが、
さらに、既に結婚しているような関係性でDVやモラハラの要素もありそうです。
実刑が下ったのは当然として、今後被害がどの程度弁済されるかも焦点となります。

日本では詐欺罪で逮捕されたうち、実刑になるのは半分弱(47％程度)で、
そのうち7割が3年以下の懲役刑となっています。
つまりこの記事の4年は日本で言えばかなり重い方ということになりますが、
韓国では「5億～50億ウォンの詐欺」は基本「懲役3～6年」で、
量刑に加重する要素があれば「4～7年」と定められています。

この記事では「強い非難」の文言があるので、恐らく加重要素があった上で、
「4～7年」のなかでは軽い4年になったようですが、
やはりこれでも軽く感じてしまいます。

世界的に詐欺への警戒・取り締まりと共に、量刑も厳しくなる傾向がある昨今。
世界中で詐欺が「割に合わない犯罪」になり、犯す人が減っていくようになって欲しいものです。

********************************************************
「結婚」ちらつかせ7億ウォン詐取、韓国の30代男性に懲役4年

【08月19日 KOREA WAVE】韓国の昌原（チャンウォン）地裁は、結婚すると偽って女性から7億ウォン（1ウォン＝約0.1円）以上をだまし取ったとして特定経済犯罪加重処罰などに関する法律違反（詐欺）の罪に問われた男性被告（34）に懲役4年を言い渡した。ニューシスによると、地裁が12日に発表した。

判決によると、被告は2016年4月～2020年6月、結婚すると偽り、相手の女性（34）から数回にわたって7億1775万ウォンをだまし取った。

資産があるように装い、「どうせ結婚するんだから」と言って生活費、慶弔費などとして現金2億9912万ウォンを詐取した。また事業を理由にクレジットカード4枚などを受け取り、百貨店でブランド品の購入に計4億314万ウォン余りを使ったほか、女性名義で外車を購入して月賦を払わせていた。

女性が渡す金額が少ないと暴言を浴びせることもあったという。

地裁は「被害者を翻弄、虐待するなど手法が非常に悪質だ。だまし取った金のほとんどをぜいたくに浪費しており、強い非難に値する。被害回復の努力もしていない」と非難した。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News
********************************************************
記事リンク(引用元・動画あり)はこちら→https://www.afpbb.com/articles/-/3477638