「ルフィと名乗る人物に指示された」京都・高級時計強盗 “売却役”の女に懲役1年2カ月求刑 無罪主張(FNNプライムオンライン)
2023年8月24日
特殊詐欺や強盗の首謀者として話題となったフィリピン滞在の「ルフィ」。
その指示で行われた強盗で奪った高級腕時計を売却した罪で、
京都市在住の被告が懲役1年2か月求刑されたニュースです。
別のニュースで、この被告は遊興費などでお金が足りず、
「闇バイト」を探して関与したとも報じられています。
恐らく軽い気持ちで高額バイトを探して、
お金のために少々の違和感や不安には目をつぶって実行した、
というぐらいの意識しかなかったのでしょうが、
結果として「数百万円の盗品を現金化する」ことに関与したことで、
凶悪強盗に関連する共犯とされて、
こうしてニュースに顔も名前も出てしまうことになりました。
強盗も特殊詐欺も、捕まりやすい犯罪なので首謀者が実行するのは割に合わず、
結局こうして「現金を受け取る」「現金を引き出す」「盗品を売って現金化を行う」など、
「闇バイト」「裏バイト」などで実行犯として協力する人がいるから成立します。
もちろん一番悪いのは首謀者ですが、協力者がいなければ実行できないので、
「知らずに協力した」という言い訳は通用しません。
詐欺に関しては、メディアの対応も含めて厳罰化の方向にあり、
このように「本人は犯罪と思わなかった」という言い訳があっても、
凶悪事件の共犯や詐欺の実行犯として、顔や名前も出てしまうリスクが高くなります。
もちろん犯罪に協力したい人はいないでしょうし、絶対にするべきではありませんが、
リスクと得られるリターンのバランスでも、あまりに馬鹿げている人生を台無しにすることなので、
少しでも犯罪に協力する可能性がある「バイト」は絶対に避けましょう。
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「ルフィと名乗る人物に指示された」京都・高級時計強盗 “売却役”の女に懲役1年2カ月求刑 無罪主張
およそ7000万円相当の高級腕時計が奪われた事件で、被害品を売却した罪に問われた女に対し、検察は懲役1年2カ月を求刑しました。
2022年5月、京都市中京区の腕時計販売店で、高級腕時計およそ7000万円相当が奪われた事件で、山梨真奈美被告(22)は、盗まれた腕時計2点を売却し、代金200万円を受け取った罪に問われています。
これまでの裁判で、山梨被告は「ルフィ」と名乗る人物に時計の売却を指示されたと話した上で、「盗品とは思わなかった」と無罪を主張していました。
23日の裁判で検察は、「引き渡しは人目につかないところで行われ、盗品と推測できた」などと指摘し、懲役1年2カ月を求刑しました。
この事件を巡っては、「ルフィ」と名乗り犯行を指示したとして、今村磨人被告が起訴されています。
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記事リンク(引用元・動画あり)はこちら→https://www.fnn.jp/articles/-/575450
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