2023年8月30日14時03分付け 「産経新聞」記事が公開されました。

マッチングアプリで知り合った女性から、
虚偽の名目でお金を次々と借り受け、騙し取った男性が逮捕されたニュースです。

ロマンス詐欺で良くある手口としては、
外国人など、他人或いは架空の人物に成りすますパターンがありますが、
この事件の場合は、複数の事業・店舗を経営しているという、
立場・ステータスを偽っていたようです。
この記事だけからは分かりませんが、容姿も偽っていた可能性もあるでしょう。

どの程度「ロマンス」を前面に押し出して騙し取ったのか、これも記事だけからは不明ですが、
投資など、自分の儲けるためではなく、
本当に容疑者が困っているのを助ける意味でお金を融通してあげている内容ですので、
完全に相手の良心・思いやりを逆手に取った悪質な犯罪であるのは間違いなさそうです。

悪いのは100％詐欺師で、お金を送ってあげた被害者の親切心を責めることはできませんが、
一般論としては、やはり素性をしっかり把握していない人にお金を貸したり譲ったりするべきではありません。
ましてや事業資金であれば、明確な展望や理由もなく目先のお金を渡しても仕方ありませんので、
本来は口頭やSNSでの説明だけで大金を渡すべきでもないでしょう。

人間関係のうえで芽生えた気持ちを止める術もないので、この種の被害を回避するのは難しい部分はありますが、
やはりお金、特に大金を要求する相手には「親しき中にも礼儀あり」で、身分証と借用書を押さえるなど、最悪を見据えた対処の必要性がありそうです。
お金を借りる・貰う側がそれを自分から言い出さないとすれば、それも誠実ではないと判断する材料になるでしょう。

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探偵事務所の経営難口実に現金詐取か、アプリで出会った女性750万円被害

　マッチングアプリで知り合った女性から事業資金名目などで現金をだまし取ったとして京都府警山科署は３０日、詐欺の疑いで滋賀県高島市新旭町旭の無職、中村恭兵被告（４０）＝同罪で起訴済み＝を再逮捕した。「ギャンブルに使うためだった」などと供述し、容疑を認めている。

　再逮捕容疑は令和４年７～９月、アプリで知り合った奈良県橿原市の看護師の女性（４５）に、探偵事務所やバーを経営している事実がないのに「バーの店長が店の金を使い込んで逃げた」「探偵事務所のスタッフの給料が支払えない」などと持ちかけ、現金計７５０万円をだまし取ったとしている。

　中村容疑者は今月１６日にも同様の手口で別の女性から現金をだまし取ったとする詐欺容疑で逮捕されていた。同署はほかにも被害者がいないか調べを進める。
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記事リンク(引用元・画像あり)はこちら→https://www.sankei.com/article/20230830-PR5LNER5UJJDDEISHUABAW27II/