2023年11月10日12:07付け「日テレNEWS NNN」記事が公開されました。

先日から報道されているカンボジアを拠点とする詐欺組織の逮捕劇。
主に入居権詐欺などの特殊詐欺を行っていたグループを、9月に現地警察が拘束し、
2か月ほど経って日本へ移送され、その飛行機中で日本の領空に入った時点で逮捕されています。

主な経緯は下記のリンクから↓
■カンボジアで日本人など20人以上拘束　アパート拠点にした特殊詐欺に関わったか(9/13・日テレNEWS NNN)
■プールにサウナも…家賃は月「300万円以上」　日本人25人“特殊詐欺”　カンボジア“豪華アジト”内部は(11/8・日テレNEWS NNN)
■特殊詐欺「かけ子」25人逮捕…カンボジアから羽田空港に到着　被害総額2億4000万円以上か(11/8・日テレNEWS NNN)

これの続報として、特殊詐欺の電話が「IP電話」と言われる、
いわゆる電話線ではなく、ネット回線を通じてかける電話で行われていたことが報じられました。

「IP電話」とは、広い意味では通常の市外局番のような「0＋1～9の数字」から始まる「光電話」や、
「LINE」などのアプリで行える、電話番号を持たない「アプリ通話」なども含まれますが、
一般的には「050」から始まるものを指します。
国際電話だと、国番号から始まる見慣れない番号だったり、端末の設定によっては海外からの電話だと表示される場合があるので、
この詐欺グループは「050」から始まる「IP電話」を使っていたようです。

現状、営業所や事務所がある法人では「050」から始まる番号を使うことはほとんどないので、
一つの判断基準として「大金が動く契約を促す電話や、警察や行政を名乗る人からの電話が、050で始まる番号から掛かって来た場合は詐欺を疑う」ということを、
頭に入れておきましょう。もちろん非通知ならばさらに疑わしくなります。

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逮捕の25人、犯行に「050」のIP電話使用か　カンボジア“特殊詐欺”

特殊詐欺グループとみられる日本人の男25人がカンボジアから日本に移送され逮捕された事件で、25人は「050」から始まるIP電話で犯行に及んだとみられることが分かりました。

警察によりますと、カンボジアから移送され逮捕された20歳から42歳の日本人の男25人は、今年8月から9月にかけ、北海道の当時70歳の女性から、介護施設の入居に関する名義貸しトラブルの解決名目で現金をだまし取った疑いなどで送検されました。

その後の捜査関係者への取材で、25人は女性に「050」から始まるIP電話で電話をしていたとみられることが分かりました。

警察は、女性に不審に思われないよう「＋1」などから始まる国際電話番号を使わなかったとみて調べています。

また、アパートからはタイに逃亡した指示役らとみられる3人の男の所持品が見つかったこともわかっていて、警察は組織の全容解明を進めています。
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記事リンク(引用元・動画あり)はこちら→https://news.ntv.co.jp/category/society/8d1de7b4c84b477abbdd2dff362a19d1