「有料サイトの未納料金が発生」40代男性が2千万円超の詐欺被害 1千万円分のアップルギフトカード購入等で(東海テレビ)

 2024年1月10日
2024年01月09日21時26分付け「東海テレビ」記事が公開されました。

散々報じられてきた架空請求詐欺ですが、いまだに高額の被害が発生し続けています。
ネットでの課金の仕組みをよく理解できない高齢者が狙われるのが常套手段ですが、
このニュースでは40代の方が2000万円以上もの被害に遭われています。
騙すテクニックが巧妙になっていると同時に、一度騙された人からは取れるだけ取るという手法なのでしょう。

この記事ではいきなり電話が掛かって来たようですが、
そもそも閲覧時に電話番号を登録するサイトは極めて限られているはずなので、
料金を要求された場合は、「いつ、何というサイトで、何というコンテンツを見た際のものなのか」を確認するだけで、
架空請求かどうかを確かめることができます。

また事前に課金する意思や金額の確認なしに有料サイトの料金が発生しても、基本的に払う義務はありませんので、
自分が有料サイトに課金した記憶がない場合は、絶対に電話の指示通りに現金の振り込みなどはしないでください。
先方の会社名・事務所所在地などを確認して「弁護士から連絡させます」などと言ってみるだけで、
詐欺の場合は諦める可能性が高くなるので、万が一身に覚えのない請求があった場合は試してみてください。

そして何よりも、AppleやAMAZONのギフトカードを要求するのは架空請求詐欺のフラグです。
本来、企業が業として請求を行っていれば、請求書や領収書が発行されるはずなので、
ギフトカードの番号を電話で口頭で伝えるなど、証憑が残らない形での支払いが採用されることはありません。

このように普段から備えておけば詐欺被害を食い止める段階は幾つかありますので、
自分の財産や生活を守るために、頭の隅に対策を入れておきましょう。

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「有料サイトの未納料金が発生」40代男性が2千万円超の詐欺被害 1千万円分のアップルギフトカード購入等で

 三重県松阪市に住む40代の男性が「有料サイトの未納料金が発生している」などと言われ、現金など2000万円以上をだまし取られました。

 警察によりますと2023年11月、松阪市に住む40代の男性の携帯電話に男から「有料サイトの未納料金が発生している」などと電話がありました。

 男性は伊勢市内の金融機関から指定された口座に現金を振り込み、合わせて1170万円をだまし取られたということです。

 後日、別の会社を名乗る男からも男性の携帯電話に「別の有料サイトの利用履歴もある」などと電話がありました。

 男性は指示に従い購入した1000万円分のアップルギフトカードのコード番号を男に伝え、だまし取られたということです。

 男性が警察に相談したことで事件が発覚し、警察は特殊詐欺事件として捜査しています。

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記事リンク(引用元・画像あり)はこちら→https://www.tokai-tv.com/tokainews/article_20240109_32156
 
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