「電話料金滞納で裁判に」特殊詐欺で大阪府内の60代女性が約2億円騙し取られる 警察が捜査(NNN/YTV)

 2024年3月19日
2024年3月19日12時29分付け「NNN/YTV」ニュース記事が公開されました。

「電話料金の滞納」名目で2億円騙し取られるという、荒唐無稽な事件が報じられています。
一見して詐欺と分かりそうな内容ですが、
特に高齢の方は「裁判」のリスクをチラつかせられると冷静ではいられないこともあり、
被害が増えている模様です。

「NTTファイナンスのハナオカ」「個人情報保護協会のサワタリ」といった名前は繰り返し使われているとのことで、
これがニュースになった時点でもう違う名前が使われているでしょうが、
いずれにしても公共料金の滞納で元料金の何十倍、何百倍といったお金を請求されることはあり得ません。
また他人が警察の捜査情報を知った上で交渉して来ることもあり得ませんし、
そもそも警察の捜査はお金を払って回避できるものでもありません。

万が一このような電話が掛かって来てたら、詐欺だと疑って落ち着いて対処しましょう。
家族や周囲の方にも、ぜひ周知してあげてください。

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「電話料金滞納で裁判に」特殊詐欺で大阪府内の60代女性が約2億円騙し取られる 警察が捜査

 大阪府内では高額の詐欺被害が相次いでいて、「電話料金を滞納していて悪質なので裁判になる」などと騙った特殊詐欺で、今年最高額の約2億円の被害も確認されました。

 警察によりますと、大阪府内に住む60代の女性は、去年12月「ご利用料金について話したいことがある」とメールを受け、電話をしたところ、NTTファイナンスのハナオカを騙る人物から「電話料金を滞納していて悪質なので裁判になる。お金を払えば裁判をとめられる」などと説明され、女性は指定された口座に約98万円を振り込みました。

 しかしその後も、個人情報保護協会のサワタリや、その顧問弁護士のゴウハラを名乗る人物から「警察の捜査が進んでいる」などと言われ、女性は去年12月から今年2月上旬にかけて、計64回にわたって振り込みを繰り返し、あわせて約1億9500万円をだまし取られたということです。

 女性は振り込むための金を銀行で用意していたところ、銀行員に声を掛けられて被害に気が付きました。女性は「裁判という言葉を聞かされて平常心をなくしてしまった」と話していて、被害額としては今年、府内で確認された特殊詐欺事件の中では最高額だということで、警察が捜査を進めています。

 大阪府内では去年、NTTファイナンスのハナオカや、個人情報保護協会のサワタリを騙る詐欺があわせて26件確認されていて、警察は「詐欺グループもシナリオを工夫している。長期にわたってだまし続ける手口も増えている」と警戒を呼び掛けています。
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記事リンク(引用元・画像あり)はこちら→https://news.ntv.co.jp/category/society/yt229ab1475343437b9d5f994ceed7f204
 
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